姶良市 社会福祉法人 建昌福祉会 認定こども園 建昌保育園 letter
魅力ある職場づくり好事例集 笑顔かがやく園づくり(2020年3月発行)より
建昌保育園の魅力
魅力ポイント1 園行事の見直しで職員の負担軽減
「生活発表会」の会場と発表内容を変更
建昌保育園ではここ数年、園行事の在り方を少しずつ見直しています。
その一つが「生活発表会」。17年までは発表会用の遊戯などを数カ月かけて練習し、姶良市文化会館「加音ホール」で開催していました。それを18年からは園で行い、発表内容も日頃の保育や遊びの延長線上にあるものに変更したのです。
「そもそも広い舞台での発表や長期間の練習は、子どもにとってストレスがかかるもの。職員も衣装や道具の制作に追われます。〝子どもの成長を見せる場〞という原点に立ち帰りました」と園長の茶圓さん。
当初、保護者や職員からはとまどいの声もありましたが、新しい発表会は大成功。結果、職員の準備物は減り、負担は大幅に軽減されました。副園長の道山さんは「行事の改革は、確実に職員の業務改善につながります。運動会も同様に見直しました」と話します。
魅力ポイント2 子育て中の職員も働きやすい環境づくり
“お互いさま”の笑顔溢れる職場
建昌保育園は、保育教諭の3分の2が子育て中のママ。それだけに子どもの体調不良で急に休む人が出ても、〝お互いさま〞と職員同士でカバーし合う体制ができています。育児休業も毎年、取得者が3、4人ほどいて、子育て中でも働きやすい環境が整っています。
また有休は、月に1日は取得するよう呼び掛けられ、学校行事や自分のリフレッシュでも、気兼ねなく休むことができます。
魅力ポイント3 充実の研修制度でスキルアップ
園独自の研修「心の育ち報告」
「建昌福祉会」全体で行われている、さまざまな研修に加え、園独自でも月に一度「心の育ち報告」という園内研修を実施しています。
職員が園児の成長を感じたエピソードを紹介して、お互いに共有し、子どもたちの〝心の育ち〞を考えます。保育の質の向上を目指した研修で、職員からも好評。毎回さまざまな意見が交わされています。
建昌保育園 園長あいさつ
職員が、物心両面から幸せを感じる職場に!
理事長
伊東 安男さん-
「教師になるのが夢だったのですが実現できず、30歳の時に、たまたま訪れた保育園を見て、この仕事をやろうと決意しました」。そう話すのは、理事長の伊東安男さん。
保育事業から、高齢者事業、そして障がい者事業へと展開して40年余り。「職員が、物心両面から幸せを感じられる職場を目指して取り組んできました」と笑顔を見せます。
福利厚生も充実し、有給休暇が採用時に10日付与される他、育児休業は女性だけでなく男性にも取得を推進しています。今後は子育て支援員の活用も
伊東さんが今後取り組んでいきたいと考えているのが、保育現場での子育て支援員の活用です。「職員には、昼休憩をしっかり取ってほしいと思っています。忙しい業務の中、ほっとする時間を持つことは、やはり大切。職員の休憩中の業務を、子育て支援員にサポートしてもらえたらと考えています」
また、職員の正規・非正規の垣根をなくしていきたい、とも話します。「これまで研修は主に正規職員が対象でしたが、20年度からは、全職員が対象の研修を新たに設けていきます」
建昌保育園では、20年度からICT導入への検討も始める予定。さらなる業務の効率化に向けて歩んでいきます。
建昌保育園の概要
名称 | 社会福祉法人 建昌福祉会 幼保連携型認定こども園 建昌保育園 |
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住所 | 姶良市東餅田2602 |
TEL | 0995-67-3333 |
URL | http://kenshofukushikai.com/publics/index/221/ |
施設概要
設立 | 1978年(2016年に幼保連携型認定こども園へ移行) |
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園児 |
・・・計133人 |
職員 |
・・・計39人 |
※2020年1月現在
職員待遇
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平均勤続年数 6.1年 平均残業時間 月3時間(2019年度) 有休消化率 56.5%(2018年度) 育休取得者数 3人(2019年度) ※2020年1月現在