さつま町 社会福祉法人 クオラ 認定こども園 クオラキッズ letter
魅力ある職場づくり好事例集 笑顔かがやく園づくり(2020年3月発行)より
クオラキッズの魅力
魅力ポイント1 ICTの導入で作業効率アップ
残業時間は月平均3時間で、持ち帰り仕事もなし!
4年前、クオラキッズで導入したのが、情報通信技術「ICT」。それまで園児一人ひとりの毎日の成長を記録する個人記録や保育計画案など、手書きが多かった書類を園内だけで使えるタブレットで入力できるように変更しました。
「職員と面談する中で、個人記録や計画案の持ち帰りが多かったんです。職員が自分の個性を生かした保育を目指すには、まず家での持ち帰り仕事をなくし、オンとオフのメリハリが大切だと考え、園内で全ての仕事を終えられるようにしました」と園長の段さん。
同時に、個人記録として入力した内容をシール式の用紙に印刷し、そのまま保護者への連絡帳に貼れるように工夫。記録の簡素化で作業効率が高まり、今では残業時間も月平均3.3時間に収まっています。
また、休憩時間にしっかり休めるよう、会議時間の見直しも行いました。
魅力ポイント2 自己啓発の場を通してスキルアップ
3分野で学び、成長を自信に!
クオラキッズでは、自己啓発にも注力。3グループに分かれ、1年かけて自主研修や外部研修で学びを深め、学んだことを全員で共有し合います。
グループは子どもの発達を学ぶ「ハート&スマイル」、食育について学ぶ「身健美食」。楽しい表現活動を学ぶ「クオラーズ」の3つ。研修を通して保育者としての自信を得ることで、積極的に仕事に取り組む職員が増えています。
魅力ポイント3 年2回の個人面談で未来を描く
目標設定で未来をイメージ
6年前から年2回のペースで始めたのは、個人面談。半期ごとの目標を立て、仕事や家庭のバランスなどを共有しながら、今後のキャリアアップを具体的に描いていきます。
また、職員同士、自由なテーマで話し合うグループトークも定期的に開催。柔らかな雰囲気の中、働きやすい職場づくりのヒントが見つかると好評です。
クオラキッズ 園長あいさつ
職員一人ひとりが個性を発揮できる職場に!
園長
段 久美さん-
「子どもの命を預かる保育の仕事は責任が大きく、不安を感じることもあります。でも、そんな不安を上回るだけの子どもの笑顔や成長があるんです。しかも共に頑張る仲間と支え合い、”良かったね”と言い合える。これが達成感や生きがいになって、また明日も頑張ろう、とやる気が湧いてきます」
保育の仕事は天職、と語る園長の段久美さん。こんなに素晴らしい仕事を楽しく続けられる職場にしたい、と園長就任以来、職員との対話を大切に、業務改善に取り組んできました。
もちろん、年2回の個人面談を始めた当初は「何を話せばいいの?」と職員が困惑することも度々。そんな中、「家族は元気?」「何か困ってることはない?」と親身に聞くうちに職員も少しずつ心を開き、「最近では職員の方から、”楽しい保育をしたい”と具体的な目標が次々に出るようになりました」。「お互いさま」の輪を広げたい
結婚・出産後も保育の現場で働き続けてきた中、「職員同士が〝お互いさま〞と協力し合えてこそ、楽しい職場になる」と実感する毎日。
職員一人ひとりが得意分野で個性を発揮し、型にはまらない柔軟な保育ができる園を目指し、段さんは今日も職員室を飛び出し、職員や園児に声を掛けながらサポートを続けています。
クオラキッズの概要
名称 | 社会福祉法人 クオラ 幼保連携型認定こども園 クオラキッズ |
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住所 | 薩摩郡さつま町船木2336-1 |
TEL | 0996-53-0335 |
URL | https://www.qoler.jp/kids/ |
施設概要
設立 | 1979年(2018年に幼保連携型認定こども園へ移行) |
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園児 |
・・・計87人 |
職員 |
・・・計42人 |
※2020年1月現在
職員待遇
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平均勤続年数 7.4年 平均残業時間 3.3時間/月(遅番の勤務時間も含む) 有休消化日数 12.6日/年 育休取得者数 1人(2019年度) ※2019年4月現在