鹿児島市 認可保育園 いちょうのき保育園 letter
魅力ある職場づくり好事例集 笑顔かがやく園づくり(2020年3月発行)より
いちょうのき保育園の魅力
魅力ポイント1 ママ保育士が家庭を大切に働ける職場
職員の休みも、フォローしやすい体制に
いちょうのき保育園の職員は、ほとんどが子育て中のママです。「人の子どもを預かる仕事ですから、自分の子も大切にしながらできる仕事でありたい。私自身が働く母親なので、自分がこうあってほしいという職場にしています」と園長の永吉さん。
園では、職員の人員配置を基準より多くしたり、担当クラス以外の園児についても全職員で情報共有したりと、誰かが休んでもフォローしやすい体制を整えています。職員には、学校などから自分の子の体調不良の連絡が来たら、5分以内に仕事を終えて迎えに行くことが徹底されている他、授業参観などの行事には絶対に参加するよう呼び掛けています。
職員同士のコミュニケーションも密に取れており、急に休む人が出ても、お互いが自然とカバー。家庭を大切に働ける職場環境が整っています。
魅力ポイント2 児童クラブでママ保育士の不安を解消
職員の子どもも利用できる学童
社会福祉法人「陽の児ら会」では、児童クラブも運営。保育園の職員の子も利用でき、小学生の子を持つ職員も預け先の不安なく仕事に臨めます。同じ経営なので、子どもの体調不良時の連絡も密に取れる他、心配な時は様子を見に行くこともできます。
児童クラブは、保育園から歩いて数分の場所にあり、勤務を終えた職員が親子で仲良く帰る姿も見られます。
魅力ポイント3 仕事量に応じた適切な給与
繁忙手当として給与にプラス
同園では遅番・早番や行事の準備は、正職員で担当しているため、正職員の人数が変動すると、一人あたりの仕事量が増えることも。その場合は給与を増やす仕組みにしています。
「仕事が増えたのに給与が変わらないのは、おかしいと思うんです。〝繁忙手当〞として、正職員の毎月の給与にプラスしています」と永吉さん。
いちょうのき保育園 理事長・園長あいさつ
いずれは、地域の子育て支援の場を目指したい
理事長・園長
永吉 絵美さん-
自身の子ども2人を「いちょうのき保育園」に、2人を「おひさまこども園 児童クラブ」に通わせながら、園長として日々駆け回る永吉絵美さん。スタッフが足りない日は、保育士のフォローをしたり、時には給食の調理を手伝ったりすることもあります。
前身の「おひさまこども園」の設立から6年余り。認可園になり、8人だった職員は27人に増えました。立ち上げ当初は、夜間保育も行っていて、園に自分の子と泊まり込みで対応することもあったそう。「保護者と子どもたちから、〝ありがとう〞って感謝が返ってくるので、大変だと思ったことはないです」「お母さんをハッピーに」
永吉さんが母親目線の園づくりを進める理由。それは「お母さんにハッピーでいてほしい」から。「母親が疲れて元気がないと、子どもに影響が出てしまいます。お母さんが元気で笑顔なら、子どももハッピーなんです」
今後は、子育て支援の総合センター的な保育所を目指したい、と笑顔を見せます。「働いていないと保育園には入れないけど、働いていないからこそ育児がつらいお母さんもいます。地域の子育て家庭を支え、〝子育てに悩んだらここに行こう〞と思ってもらえる、地域の子育て支援の場を目指していきたいです」
いちょうのき保育園の概要
名称 | 社会福祉法人 陽の児ら会 認可保育所 いちょうのき保育園 |
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住所 | 鹿児島市上福元町6384-3 |
TEL | 099-296-9402 |
URL | http://www.ohisamakodomoen.com/ |
施設概要
設立 | 2013年(2019年に認可保育所へ移行) |
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園児 |
・・・計63人 |
職員 |
・・・計27人 |
※2020年1月現在
職員待遇
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平均残業時間 ほぼ無し 有休消化日数 年5日以上 育休取得者数 対象者なし(2019年度) ※2020年1月現在